業務用エアコンの取付はタイプによって適切なポジションが異なります。いくつかある種類の中でも、オフィスや飲食店など、幅広く利用されているのが4方向タイプです。文字通り、四角い形状の本体の4方向から風が排出されるエアコンになります。天井に埋め込むように取り付けるので、目立ち難く室内の景観を損ねなくて済むのがメリットです。
4方向タイプは部屋の中央部分の設置が基本になります。面積が広く2台取付が必要な場合は、性能を無駄なく発揮できるように対角線上に配置するのがコツです。埋め込み式の業務用エアコンでは、ラウンドフロータイプも人気があります。ラウンドフローは360度全方向に風を送ることができるのが特徴です。
機能性に比例して本体価格も4方向より高めに設定されていますが、部屋の隅々までカバーできるので、コストパフォーマンスに優れています。照明などの問題で複数台の設置が難しい室内向きです。取付工事費を抑えたい人は、天井吊形が適しています。埋め込み式のように天井に穴を開ける工事が不要な分、工事期間とコストは安くなるのがメリットです。
業務用天井吊形タイプは一方向からしか排出できませんが、送風機能に優れているため、壁際に設置をしても対面まで届きます。静音性も兼ね揃えているので運転音が気になりません。埋め込み式と違って本体が常に見えている状態になります。機能性はもちろん、部屋の景観を損ねないデザインも意識して選ぶことがポイントです。
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